更新日:2020/01/20
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NZXTの新たなデザイン採用PCケース『NEW Hシリーズ』!
NZXTは、PCパーツ市場において根強い人気のあるPCパーツメーカーです。 代表的な製品としてはアシンメトリの見た目で圧巻の存在感を放つPCケース『Phantom』などがあげられますが、近年ではLEDイルミネーション関連のパーツやイルミネーション対応CPUクーラーなどで非常に高い人気を誇るメーカーです。
今回新たに発売された『NEW Hシリーズ』は、このようなNZXTのメーカーカラーを色濃く受け継いだ製品です。一目でNZXTだとわかる大胆でいて特徴的なゲーミンググレードのデザインと、LEDイルミネーション及びファンコントローラを搭載するという驚きの設計を実現した新時代のPCケースです。今回は、そんな大注目の新製品『NEW Hシリーズ』の魅力を大特集しちゃいます!
- ■魅せるゲーミングPCケース!
- 『NEW Hシリーズ』最大の特長は、なんといってもその圧倒的なデザイン性です。
NZXT社が長くこだわってきた『一目でNZXT製品だとわかるデザイン』を全面に押し出したビジュアルと、ゲーミングPCケースとしての性能を両立した見事な設計となっています。『NEW Hシリーズ』で既に国内発売されているのはE-ATX対応の『H700i』。カラーはブラックとホワイトの二種類となっています。ブラックモデルは内部も一色に統一されたスタンダードでシックなデザイン。
国内で未発売のブルー・レッドのモデルも含め、一目でNZXTである、とすぐわかるようなデザインに仕上がっているといえます。サイドパネルは強化ガラスを採用しています。スモークのように輝度を落としたカラーリングでLEDを上品に映し出します。
ホワイトモデルは、これまた本製品の大きな特長のひとつである『ケーブルカバー』をデザイン上のアクセントとしたツートンカラーになっています。さて、ホワイトモデルでアクセントになっているケーブルカバーですが、こちらはデザイン性だけではなく、ケースの性能としても大きな役目を持っています。 次の項目ではNZXT社もう一つのこだわりについて、見ていきます。
- ■本当に美しい配線を行うための内部機構!
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自作PC市場において裏配線と呼ばれる配線方式が主流になってから久しいですが、この『NEW Hシリーズ』は、PCケースという立場から、内部配線に対して一歩踏み込んだアプローチを行っています。その要と言えるのが先に紹介したデザイナブルなケーブルカバーです。
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実際にPCを組み立てたことがある方にはよくわかると思うのですが、どんなに綺麗に裏配線を行っても、最低限ケース内部に出てきてしまうケーブルというのがありますよね。 『NEW Hシリーズ』では、なんとその最低限露出するケーブルのほとんどを、このケーブルカバーに収めることが可能なのです。※画像のケース内部にあるケーブルは簡易水冷のチューブとグラフィックスカード用の補助電源のみ。これらを搭載しない場合ほぼケーブルなしの状態を実現可能
- これにより、ケース内部における配線を、今までの自作PCにないレベルで美しく完成させることができるのです。 また、裏配線に関しても、ケーブルガイド通りにまとめるだけで、美しい配線が簡単に実現できるようになっています。ケースにはあらかじめケーブルバンドなどが取り付けてあるので、別途で購入する必要もありません。
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これらの配線に関する洗練された機構について、NZXTは「誰でも簡単に美しい配線が必ず実現できるデザイン」だと述べています。
これら徹底された見た目へのこだわりは、NZXTがこの『NEW Hシリーズ』を「魅せるゲーミングPCケース」と位置付けている故のものです。
強力な冷却機構やハイエンドパーツを搭載可能な拡張性に留まらず、ケーブルカバーをアクセントにしたデザインや、誰でも簡単に配線できる内部仕様など『ビジュアル的にも美しい組み立てが可能な仕様』と、それら内部パーツを際立たせる強化ガラス製サイドパネルを採用することで、組み上げたPCをインテリアにすら引けを取らない、見た目としても魅力ある存在として完成させることが出来るようになっているのです。
- ■ファンコントロールとLEDコントロールを『PCケースの仕事』として位置付ける
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今回の『NEW Hシリーズ』、もうひとつの特長と言えるのが『ファンコントローラとLEDコントローラをPCケースに搭載している』という点です。 近年流行しているPCケースのLEDイルミネーションは、多くの場合マザーボードのLEDコントロール機能、あるいは独立したコントローラを搭載することで行われてきました。代表的なところとしてはASUSゲーミングマザーボードに搭載されているAura Sync(オーラシンク)やNZXTのコントロールユニット『HUE+』などです。
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今回特集している『NEW Hシリーズ』では、これらが担っていた多くの機能を「PCケースの仕事」であると考え、PCケースのみで独立したLEDイルミネーションやファン回転数制御が可能な設計を行っています。
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接続はUSB2.0ピンヘッダ。給電はSATAコネクタにて行います。
実際の制御には『HUE+』などでも使用されているモニタリングソフトウェア『CAM』を使用しています。
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『CAM』では、ファン回転数制御やLEDコントロール・ゲームステータスのモニタリングなど、多岐に渡る項目をモニタリング・制御可能になっています。 こういった機能がPC側に組み込まれることによって、内部のパーツに制限を受けることなくPCのLEDライティングなどを楽しむことが出来るようになっているのです。※『H700i』及び『H400i』にははじめから設置されているLEDバーとは別に、一本ずつLEDストリップが同梱されています。パターンやRGBでのカラー制御が可能
- ■『CAM』でできることは主に以下の通り
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- ファンコントロール機能
- LEDコントロール機能
- ハードウェアモニタ機能
- 異常警告機能
- ゲーム画面への情報表示機能
- ビデオカード設定機能
- スマートフォンへの情報表示機能
など
- ■ビジュアルだけじゃない!優れた冷却機構と拡張性
- 『NEW Hシリーズ』の中でも『H700i』は、E-ATXまで対応する豊かな拡張性と冷却性が魅力の製品です。
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NZXT社製PCケース『H440-Plus』が牽引した世界的なPCケース情勢である『5インチベイの撤廃』『大型水冷ユニット搭載のためのデザイン』といった流れを汲んでおり、5インチベイの撤廃されたフロント部分や、トップ部分には最大360mmの大型ラジエータを取り付けることが出来るようになっています。※NZXT社製H440-Plusホワイトモデル。5インチベイを撤廃し、そのスペースに大型水冷ラジエータの搭載を可能とした革新的なPCケース
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この流れを汲む『H700i』では、以下のような水冷ラジエータに対応します。
- 前部 前面140mm×2、もしくは120mm×3サイズ
- 上部 天面140mm×2、もしくは120mm×3サイズ
- 後部 140mm
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当然、PCケース内のエアフローに関しても強力に設計されています。 デザイン性を重視したフロントパネルは一見吸気に不利だと思えますが、デザインの邪魔になることなく、しかしたっぷりと幅をとった吸気スリットがしっかり空気を取り込みます。
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全体で搭載可能なファンの数は以下の通り。
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『H700i』搭載可能冷却ファン
- 前面:140mm×2、もしくは120mm×3(AER Fファン120mm、3基装着済※トリム非交換モデル)
- 天面:140mm×2、もしくは120mm×3
- 背面:140mm×1、もしくは120mm×1(AER Fファン140mm、1基装着済※トリム非交換モデル)
また、新製品らしい拡張性ももちろん備えています。現状、市場に流通するほとんどのエンドユーザー向けパーツを組み込むことが可能な豊かな拡張性を有しています。
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『H700i』ケース内部クリアランス
- GPU:413mmまで
- CPUクーラー:高さ185mmまで
- 前面ラジエーター:60mm
- 天面ラジエーター:30mm
- ■まさに新時代のPCケース!
- 5インチベイを完全撤廃した大胆なデザインで我々を驚かせた『H440-Plus』のリリースから幾数年。NZXTが新たにリリースする『NEW Hシリーズ』は、PCケースだけではなく、自作PCというジャンルそのものを一つ進化させるに足る製品として仕上がっています。 是非PCケースとしての新時代を確かめてもらいたい製品です。
- サイズ
- 幅230mm×高さ516mm×奥行き494mm
- 素材
- スチール+強化ガラス
- 重量
- 12.27 kg
- 対応マザーボード
- Mini-ITX、Micro ATX、ATX、E-ATX(305mm×272mmまで)
- 外部接続
- USB 3.1 Gen 1×2、USB 2.0×2、オーディオ×1、マイク×1
- 防塵フィルター
- フロント(装着済)、電源ユニット部(装着済)
- ドライブベイ
- 内蔵3.5": 2+1、内蔵2.5": 7
- 拡張スロット
- 7
- 冷却ファン
- 前面:140mm×2、もしくは120mm×3(AER Fファン120mm、3基装着済※トリム非交換モデル)
天面:140mm×2、もしくは120mm×3
背面:140mm×1、もしくは120mm×1(AER Fファン140mm、1基装着済※トリム非交換モデル) - 対応水冷用ラジエーター
- 前面:140mm×2、もしくは120mm×3サイズ
天面:140mm×2、もしくは120mm×3サイズ
- ■旧製品との主な違い
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一番大きな違いは、「H510i」や「H710i」などのiシリーズに搭載されているLEDコントローラーとファンコントローラーを統合したユニット「Smart Device」の世代が第2世代対応のV2になったことです。これは同社からリリースされている「HUE2」と同じ世代
となります。V2となったことで「AER RGB2」や同社ケーブルコーム、アンダーグローといった第2世代対応LED関連アイテムに対応することが出来る他、クロック自体も高まっており処理が高速化、さらにデイジーチェーンに対応したことで、これまではできなかった同コネクタへの多種アイテム接続が可能になっています※1。
加えて、RGB LEDコネクタの数が2基に増加しています(第1世代は1基。ファンコネクタの数が3基であることはかわりません)。 この変更によってより自由なアイテムを用いて、自由な位置にLEDライティングアイテムを設置して楽しめるようになります。 その他、グラフィックスカードの垂直取り付けにも対応します※2。
フロントI/O部がブラッシュアップされ、USB3.1 Gen2対応USB Type-C端子を搭載。また、オーディオ・マイク端子が4極端子1基となっています。サイドパネルもネジ1つで固定できるように変更され、よりメンテナンスが手軽になりました。※1:電力供給によって最大数の制限あり。
※2:厚さ2.5スロットまでの製品に対応。ライザーケーブルは別売り。
- ■ラインナップは400番台が無くなり、大型と小型の二極化
- 「H*00」シリーズではATX型の700番、micro-ATX型の400番、そしてmini-ITX型の200番がラインナップされていましたが、新シリーズ「H*10」では400番台の後継はなく、代わりにATX型でありながら背の高さを押さえ、コンパクトに仕上がった510番がラインナップに増える形となりました。
- このH510には強化ガラス製のフロントパネルと、140mmの「Aer RGB 2」2基を事前に搭載した、よりLEDライティングを楽しみやすいモデル「H510 Elite」もラインナップされています。
- ■美しいケーブルマネジメントが簡単に出来る設計や洗練されたビジュアルは健在
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ブラッシュアップされより便利になった「Hシリーズ」。ツクモでも非常に高い人気を誇ります。
誰でも美しいケーブルマネジメントが可能な設計と豊かな拡張性、LEDライティングを目一杯楽しめるNZXT製品ならではの連携。ハイエンドな性能だけではなく「自作PC」を隅々まで楽しめるPCケースとして新世代の「Hシリーズ」はよりオススメの製品となっています。
次の1台にぜひご検討ください。
- H210
- H210i
シリーズ
- H510
- H510i
- H510 Elite
- H710
- H710i
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