更新日：2018/04/15

■最も大きな特徴は、単品販売されていない『200mmRGBファン』

本製品『MasterCase H500P』最大の特徴はなんといっても、圧倒的に目を引く200mmRGBファンです。

フロント部分に2基搭載された巨大ファンは本製品の象徴とも言える存在。

これらは2018年2月現在、日本国内での単品販売が行われていない製品となっており、非常に珍しい製品です。

このファンは単体で光るだけではなく、RGB対応マザーボードや別売りされているRGBコントローラと接続することで対応アイテムと連動してRGB制御することが可能になっています。

制御ユニットによって多少の差はありますが、多くのものが好みの色・好みの発光パターンを選択可能になっているので、ユーザーの個性を反映させることが出来るようになっています。 回転数は標準搭載されているフロントの200mmファンが800RPM、リア部分の140mmファンが1200RPMとなり、購入時の状態でも冷却性として申し分ないと言えます。

■HAFシリーズの系統をしっかり感じさせる拡張性豊かな内部機構

200mmRGBファンが搭載されている珍しいPCケースである本製品。しかし、内部構造は非常に硬派な造りとなっています。

そもそもこの『MasterCase H500P』は、CoolerMasterが長きにわたってリリースしてきた『HAF』シリーズの後継モデルという位置づけになっています。最新のパーツ事情に合わせてブラッシュアップされてはいますが、デザイン自体はスタンダードで冷却性に優れたものに仕上がっています。

フロント部分・トップ部分に最大360mmまでの大型の水冷ラジエータの搭載が可能である点や、190mmまでの空冷クーラー対応、そして現行のグラフィックスカードならほぼ入らないものはない412mmの拡張カードスペースなど、内部に組み込むことのできるパーツは非常に多岐に渡ります。

また、マザーボードもATX型だけではなく、 E-ATXをサポートするということで、内部に組み込み可能なパーツ・冷却可能なパーツは非常に多く、ミドルクラスのPCケースとはいえハイエンドな構成も狙える構成となっています。

■LEDライティングアイテムを活用可能な透明パネル

本製品は内部構造として非常に硬派ではありますが、自作市場の最新トレンドも多分に取り込んでいます。

フロント部分に設置された本製品のシンボルとも言える200mmファン2基や、内部を美しく映し出すスモーク加工の強化ガラスパネルを採用している点は、昨今の自作PCパーツ市場におけるLEDライティングの流れをしっかり組み込んでいると言えます。

加えて、リア部分に縦向きのPCIスロットを追加することで、グラフィックスカードを縦向きに設置することも可能にしています。

（※設置には別売りのライザーケーブルが必要です）

こうすることで通常の配置では外から見えづらいグラフィックスカードの発光部分も外から眺めやすくしています。また、電源ユニットを覆うカバーを実装しているので、ケース内部における美しい配線も簡単に行えます。

こうした最新トレンドの取り込みもしっかり行うことで、拡張性・冷却性の面だけではなくビジュアルに個性を持たせるといったPCケースの役割もしっかり果たしています。

■老舗PCパーツメーカー CoolerMaster のリリースする新時代のPCケース！

『MasterCase H500P』は自作PCパーツの最新トレンドを取り入れたミドルクラスPCケース。

LEDライティングで遊ぶことも、ハイエンドな構成を冷却することも可能な懐の深いケースに仕上がっています。

そして何より200mmのLEDファンが強烈な個性になるこちらのケースで一台組んでみるのはいかがでしょうか。