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更新日:2018/01/22

小さいけどすごいやつ!?GPD Pocket大特集!

ウルトラモバイルパソコン――
それはコンパクトなサイズに大きな可能性を秘めたスゴイやつ!

今回はクラウドファンディングで実現した
高性能UMPC(ウルトラモバイルパソコン)「GPD Pocket」に大注目!
GPD Pocketとは

米国のクラウドファンディング「Indiegogo」において、当初の募集額の1520%オーバーとなる318万2160米ドル(約3億5千万円)の調達に成功し、
GPD社がリリースしたクラムシェル型(一般的には折り畳み型のこと)の超小型ノートパソコンのことです。

液晶画面のサイズはなんと驚異の7インチ。
ポケットにもすっぽり入っちゃうこのサイズ、まるでタブレットやスマートフォンのようですよね。
けれど小さいからと言って侮るなかれ。
モニターを接続すればそのままデスクトップPCとして使えるほど、十分な性能を持っているんです。

その実力!

「GPD Pocket」は非常に小型でありながら、物理キーボードを搭載した折り畳み式モバイルパソコン。
冷却用ファンの効率を高めるために設計された銅製ヒートパイプと大口径の排気管による効果的な冷却設計を採用するなど、高いパフォーマンス性能を持ちながら軽量化を実現しています。

大きさとしてはタブレットやスマートフォンと近いのですが、OSはデスクトップPCと全く同じWindows10がインストールされています。
普段大きなデスクトップパソコンで使っているような慣れ親しんだパソコンソフトも、そのままの使用感で使うことが可能なんです。
出先でファイルを編集する際、モバイル向けのソフトでは不便だな……と感じるようなユーザーには特に「GPD Pocket」はオススメです。

内部性能

超小型の「GPD Pocket」、やっぱり気になるのは性能ですよね。GPD Pocketのスペックは以下のようになっています。

CPU
Intel Atom®x7-Z8750(動作周波数/1.6GHz バースト周波数/2.56GHz)
コア数/スレッド数
4コア/4スレッド
内蔵メモリ
8GBメモリ
内蔵ストレージ
128GB

CPUはモバイル向け機器ではメジャーなAtomが搭載されています。消費電力や発熱の観点から見ても、スタンダードな構成です。
ウェブブラウジングやオフィスソフト利用には十分な性能ですが、それ以上スペックが必要な用途の場合、注意が必要です。
一方搭載メモリが8GBというのは、モバイル機器の中ではかなりたっぷりだと言えます。最新機器の強みらしいスペックです。

これだけメモリ容量があれば、マルチタスクなどで有利です。 また、ストレージがSSDなのも注目点です。
デスクトップだけではなく、ノートパソコンでもスタンダードになりつつある高速ストレージ・SSDを128GB搭載しています。
これにより、OSやアプリケーションを非常に高速に運用可能です。
が、この容量、ビジネスシーンならば十分な容量ですが、動画や音楽を持ち運ぶという点でいえばやはりクラウドとの連携や外付けストレージが必要になる場合もあるでしょう。

物理キーボードの魅力

「GPD Pocket」を検討する理由の多くに、この存在がある人も多いはず。UMPCを選ぶユーザーに確固たるの需要があるのが、この物理キーボードです。

同じく持ち歩きに有利なタブレットPCなどで主に使われるソフトウェアキーボードや、それらと相性の良いBluetoothキーボードは、動作にラグが発生することや、キーの配置・電波の競合などで人によっては不便に感じられる場面があります。

「GPD Pocket」は2009年ドイツレッドドット賞の最優秀賞を受賞したアイソレーションタイプ・キーボードを"物理搭載"
人間工学に基づき設計されたデザインを採用することで、従来品のキーボードよりもキープロセスとキーの間隔を大幅に改善。
これにより、正確なキーストロークと、より快適なキーボード入力を可能にしています。
このような「小型でも快適に打鍵できる物理キーボード」の搭載が、持ち運びの利便性と、快適な使用感の両立を見事に成功させているのです。

画面や入出力端子

「GPD Pocket」のディスプレイに関するスペックは以下のようになります。

サイズ
7インチ
タッチパネル
マルチタッチ対応(5点)
アスペクト比
16:10
解像度
1920 x 1200 (WUXGA)
画素密度
323 PPI
カバーガラス
Corning Gorilla Glass 3

マルチタッチにも対応で300PPI以上の画素密度を持つ液晶はApple社が提唱する「Retinaディスプレイ」と同等以上のレベルを持つ高品位画面です。

また、頑強さに定評のあるGorilla Glass3を採用することで、「GPD Pocket」を外で使いたい多くのユーザーに安心を与えてくれます。

入出力端子に関しても、USB Type-C 3.0(充電) と USB A 3.0 、そしてHDMI (マイクロHDMI)搭載と幅広い最新機器に対応しています。

様々な機器を接続したい・自宅では大きな画面で作業したい、そんな希望にもしっかり対応しています。

ゲーミングという点では

持ち運びに便利な「GPD Pocket」。ビジネスシーン以外ではどうなのでしょうか。

「GPD Pocket」に搭載されているCPU「Intel Atom®x7-Z8750」は、先にも述べた通りウェブブラウジングやオフィスワークには問題無い性能だと言えますが、ゲーミングという話だとソフトを選ぶと言わざるを得ません。
今回、実際にデモ機を触る機会があったので、大人気ゲームの「マインクラフト」をインストールしてみました。

ダブレット機種向けの「MinecraftPE」(またはWindows版とも)ならば8チャンク程度までは全く問題なく遊ぶことが出来ました。
しかし、JAVA版に関してはワールドの生成時クラッシュしてしまう場合もあり、やはり遜色無く遊ぶのは難しいようです。

その他、ブラウザゲームの中でも3D処理が少ないものなら問題無く遊べるようです。
総じて「軽めのゲーム」ならば遊べる性能、だと言えそうです。

UMPCの新時代!

いかがでしたか?「GPD Pocket」はUMPCの新時代に相応しい製品です。

小型で持ち運びに優れ、物理キーボード搭載で使いやすい。そんな夢のような小型機種を求めるユーザーにこそ検討して頂きたい製品となっています。
その使いやすさやスペックの高さを、是非体感してみてくださいね!

○ 製品画像
製品写真01 製品写真02 製品写真03 製品写真04 製品写真05 製品写真06 製品写真07 製品写真08 製品写真09 製品写真10
○ 製品仕様
OS
Windows 10 Home
CPU
Intel Atom x7-Z8750(Quad-core 1.6GHz)
RAM
8GB
Storage
eMMC128GB
液晶ディスプレイ
IPS,7インチ(323.45ppi),解像度 1920 x 1200 タッチパネル Gorilla Glass3
ネットワーク
IEEE802.11ac/a/b/g/n Bluetooth4.1
I/Oポート
USB Type-C 3.0x1,USB 3.0 Micro HDMIx1 3.5mm ヘッドホンジャック
重量
480g
サイズ
180x106x18.5mm
バッテリー
12時間
付属品
USB Type-C 3.0ケーブル・電源アダプタ(USB Type-C3.0),液晶保護フィルム