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  3. MESHで自由に!小さな便利を創ろう! SONY「MESH」特集

更新日:2017/06/29

皆さんは『IoT』って知っていますか。

『Internet of Things』……略してIoT。意味のまま言うなら「モノのインターネット」。でもそれってなんでしょう?

これまでインターネットに繋がっていたのは、パソコンや、プリンタや、タブレットや……IT関連機器ばかりでした。

IoTとは、従来はインターネットに接続されることがあまり無かった様々なモノがインターネットに接続され、より便利に、より多くのことが出来ることになったモノを指しています。あなたの身近にもきっとやってくる、IoT。今回はそんなモノとインターネットを繋ぐアイテム『MESH』をご紹介します。

そもそもIoTってどんなもの?

「そんなこと言われてもIoTってうまく想像できないなぁ」。そう思う方はたくさんいると思います。じゃあどんなものがあるのか、一例を見てみましょう。

電玉

でんだま、と読みます。見た目はよくあるけん玉のようですが――なんと、インターネットに繋がるけん玉なんです。

けん玉がインターネットに繋がってどうするの?そう思いますよね。ではけん玉はIoTでどうなるか。

  1. ①.センシング機能を実現するために、各種センサを配置。
  2. ②.出力機能を実現させるために、各種アクチュエータを配置。
  3. ③.まだけん玉が得意でないプレイヤーも、ステータスを確認しながら楽しく練習。
  4. ④.まずプレイヤーが決めたけん玉の技を認識するためのセンシング機能。
  5. ⑤.そして、けん玉本体の発光・振動機能。
  6. ⑥.そして他のプレイヤー・ディスプレイとの通信機能。

このように、けん玉の中にセンサーが組み込まれていて、遊んだ人が技を成功させたことを感知します。

すると、それがアプリを通じて様々なゲームに反映されます。ひとりで技を練習したり、世界中のプレイヤーと技を競ったり……こんな風に、従来は一人で遊ぶものだったけん玉が、インターネットに繋がることでより多くの人とよりたくさんの遊びが共有できるようになるのです。

これがIoT。モノがインターネットに繋がることで、無限の可能性を生み出す試みなのです。

MESHとは『IoT』を自分で作り出すことが出来るツール

さて。IoTがどんなものか、なんとなくわかってきたところで。今回紹介する『MESH』の話に戻ります。

MESHの公式サイトを開いてみると、まずこうあります。

『さまざまな機能を持ったブロック形状の “MESHタグ” を“MESHアプリ” でつなげることにより、あなたの「あったらいいな」を実現できるそれがMESHです。』

つまりMESHとは『IoT』を自分で作り出すことが出来るツールなのです!

では、実際にどんな風に使うのか、どんなことが出来るのか。見ていくことにしましょう。

MESHタグ

『MESHタグ』は、ブロック形状の電子タグです。

それぞれ、動きセンサー/ライト/ボタン/明るさなどに対する様々な機能を持っています。これらは無線でMESHアプリと繋がることができます。

本体は何かに貼り付けたり、組み込んだりしやすいように小さく軽く作ってあります。

現在リリース済みのMESHタグは全部で7種類。それぞれLED・ボタン・人感・動き・明るさ・温度湿度・GPIOとなっています。

使い方はとてもカンタンです。実際に使ってみましたので、ご紹介しますね。

MESHアプリでMESHタグを動かそう

まず・MESHアプリをダウンロードする

MESHアプリはMESHタグと連携して、さまざまなことを実現可能にしてくれるアプリ。MESHタグから情報を受け取ったり・送ったり、マイク・スピーカー・カメラなどのタブレットやスマホの機能を使ったり、メールを出したり、インターネット上から情報を取得・送信することなどが出来ます。

PCは専用ページから、スマホはストアからダウンロードできます。

今回はandroid版にて挑戦しました。

※ 横へスクロールしてご覧ください。

MESHを動かそう

起動すると、ブルートゥースのペアリングに関する許可を求められます。

MESHを動かそう

近くにあるMESHタグをペアリングで認識していきます。ひとつひとつポコポコと出てきます。

MESHを動かそう

新規レシピをタップ。

MESHを動かそう

接続されているMESHタグの中から、使いたいものを選びます。

今回は『ボタン』を使ってみましょう。アイコンをドラッグアンドドロップ!

MESHを動かそう

“ボタンが押された結果どう動くか”を選びます。

同じくドラッグアンドドロップします。

MESHを動かそう

では今回はスピーカーにしてみます。

MESHを動かそう

アイコンとアイコンをカチっと繋げます。

MESHを動かそう

“スピーカー”のアイコンをタップすると、どんな音を出したいか選ぶことが出来ます。

自分で録音したデータなどでもOKです。

動かしてみよう!!

簡単ですが、レシピはこれで完成です!!さっそく実際に動かしてみます!!

チーン。

このように、【ボタンを押すと】⇒“ベルの音がする”という装置が出来ました!!

離れたカウンターに置いておいて、スタッフの呼び出しに使う、などに使えそうです。

※ 横へスクロールしてご覧ください。

MESHを動かそう

人感センサーとスピーカー(からベルの音)を組み合わせてみます。

こちらはドアなどの上部に設置すれば人の出入りを感知して音がするので、ウェルカムベルとして使えそうですよ!

MESHを動かそう

感知する時間設定なども細かく設定できちゃいます。

MESHを動かそう

また、複数のセンサーや動作を組み合わせることもできます。

人感センサーに、“スピーカー”と“通知”を組み合わせます。

MESHを動かそう

同じようにふたつに繋げます。カチッと。

MESHを動かそう

すると【センサーに反応があると】⇒“ベルの音がする”と同時に、“設定された端末に通知が来る装置”が出来ました!!

これなら倉庫などで作業していても、すぐにお客様の来店がわかるかもです。

通知のメッセージなどなどの内容も、通知アイコンから設定できます。

MESHアプリでは更なる応用も!

例として挙げたMESHアプリはベーシックな状態ではシンプルな動作が中心ですが、更に拡張性のあるソフトも組み込み可能です。

例えば、人気の『Gmailタグ』と連動すれば、

人が入ってきて ⇒ 音を鳴らす

        ⇒ 同時に離れた人のスマホに通知メール

……なんてことも。

このように。ご紹介したようなシンプルな組み合わせから、ちょっと上級者向けの動作まで。あなたの発想で無限の可能性を実現できる。それがMESHなのです!

また、MESH公式サイトでは「MESHレシピ集(できること、具体的な事例)」が紹介されていますので、こちらもご覧ください。

ちなみに本体はマイクロUSBでの充電で動いています。フル充電で5時間程度動くそうです。

いかがでしたか?

今回紹介したのはMESHの多くの可能性のうちのひとつにすぎません。実際にこれらを使って何を作るか。どう使うか。それは『自由』です。

大人から子供まで、自由な発想で、何でも作れる『MESH』。あなたも自分の思い描く自由なIoTを作ってみませんか?

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動きタグ

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明るさタグ

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温度・湿度タグ

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GPIOタグ

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ボタン・LED・動きタグ

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