Form factor |
Baby-AT ※ATXモデル・XP55T2P4もありました。 |
Form factor |
ATX, 12 x 9.6
|
Chipset |
430HX + PIIX3 ※ノースブリッジとサウスブリッジの2個のチップで構成されていました。チップセットという言葉の由来とも言われています。 |
Chipset |
Z170 |
Socket |
Socket7 ※IBM/CyrixやAMD-K5やK6などの互換CPUも挿せました。DIP SWでCPU倍率などを変更しました。 |
Socket |
Socket1151 |
Memory |
Memory Slots/ Maximum |
4 x 72-pin SIMM; Max. 256MB |
Memory |
Memory Slots/ Maximum |
4 x DIMM; Max. 64GB DDR4 |
Graphics Output |
- ※VGAは必ず別途用意する物でした。当時は、VGAカードと呼ばれることが多かったです。 |
Graphics Output |
DP/HDMI/DVI/VGA |
Slot |
PCIe 3.0 x16 |
0 |
Slot |
PCIe 3.0 x16 |
1 x PCIe 3.0 x16 (@ x16) 1 x PCIe 3.0 x16 (max. @ x4) |
PCIe 3.0 x4 |
0 |
PCIe 3.0 x4 |
0 |
PCIe x1 |
0 |
PCIe x1 |
4 |
PCI |
4 |
PCI |
0 |
ISA |
3 |
ISA |
0 |
Media Bus2.0 |
1 |
Media Bus2.0 |
- |
Storage & Connectivity |
SATA 6Gb/s (incl. SATA Express) |
- |
Storage & Connectivity |
SATA 6Gb/s (incl. SATA Express) |
6 |
IDE |
primary、 secondary ※SATAケーブルではなく、フラットケーブルでした。1本につき、MasterとSlaveの2個繋ぐことが出来ました。 |
IDE |
- |
Floppy Drive |
1 ※フラットケーブルでした。Windows95まではOSインストールに必須でした。 |
Floppy Drive |
- |
SATA Express |
- |
SATA Express |
1 |
M.2 |
- |
M.2 |
1 x PCIe 3.0 x4 up to 22110 (PCIe & SATA mode) |
U.2 |
- |
U.2 |
Hyper Kit にてM.2x1→U.2x1に変換可能 |
USB 3.1 (Type A/ C) |
- |
USB 3.1 (Type A/ C) |
1 x Type-A 1 x Type-C (USB 3.1 UPD PANEL にて Type-C 2ポート増設可) |
USB 3.0 |
- |
USB 3.0 |
6 (4@front) |
USB 2.0 |
- |
USB 2.0 |
8 (6@front) |
USB 1.x |
pin ※Future |
USB 1.x |
- |
AT (Keyboard) |
1 |
AT (Keyboard) |
- |
PS/2 |
1 ※ピンヘッダからスロット出し。PS/2マウスが出始めのころと思います。 |
PS/2 |
- |
Printer |
1 ※parallelとも言われ、スキャナなどをつなぐ事もできました。 |
Printer |
- |
COM |
2 ※RS232C |
COM |
1*header |
LAN |
Gigabit Ethernet |
- |
LAN |
Gigabit Ethernet |
Intel Gb LAN |
Audio |
Audio Codec |
- ※Sound Blasterを搭載するのが主流でした。 |
Audio |
Audio Codec |
Realtek® ALC1150 |
販売価格 |
ツクモ販売価格:\17,800(税別) (1997年11月11日当時) |
販売価格 |
ツクモ販売価格:\17,064(税込) (2016年現在) |
P/I-P55T2P4が販売されていた頃は、速さを求めてインテル以外の互換CPUも選べる楽しい時代でもありました。これらを対応するためにマザーボードも、その都度進化し幾つかリビジョンが生まれ長い期間で販売されました。マザーボードのCPUなどの設定は、現在のようにBIOS等で設定するのではなく、当時はマザーボード上にあるDIPスイッチでCPUのクロックスピードなどを設定していました。ユーザーが実装する形式のL2キャッシュや、Mediaバスと呼ばれるものなど今では珍しい機能もありました。
当時のパソコンは画面を表示するにはVGAカードが必須で、Matrox社 Millenniumや ATI社 All-in-Wonder128 などが人気でした。音を鳴らすにもサウンドカードが必要で、SoundBlasterシリーズを搭載するのがスタンダードでした。ハードディスクやスキャナにもSCSI接続が全盛の時代でもあり、PCIスロットにSCSIインターフェースカードを増設する方が多かったです。やっとPS/2製品も流通が増えてきたのもこの頃で、当時はPS/2キーボードを買うとAT・PS/2変換コネクタが付属されていました。
今のマザーボードにはオンボードでグラフィックスやサウンド・LANの標準搭載が当たり前で、ワイヤレスLANまで同梱されている製品がある現在では考えられない時代ですが、逆に作る楽しさがあったと思います。はじめてDIYした人も多い機種として語り継がれるモデルですが、安定した製品を供給し続けるというASUSの精神は今も引き継がれ変わっておりません。それは現在のゲーミングルーターなど新しいカテゴリ製品へ影響しています。