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レビュー一覧

総合評価

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長く使いたいなら拡張性の高さが大事

USBポートは簡単に使える分配器がありますが、SATAやPCIはそうでもありません。
長く使っているとデータドライブはいくらあっても足りなくなるものです。
このマザーボードはSATA3 6.0GB/sが8本もあります。

PCIExpressも一個はGen5まで対応しているので、後々出てくるグラフィックボードに使えて良いと思います。

NVMeも最大4個使えるのが嬉しい。
Gen4のNVMeを起動ドライブにしてみましたが、信じられないくらい速い。
今まで遅かったソフトウェアが超高速になって驚きました。

・メモリーの互換性が高い。
メモリーサポート一覧以外のメモリーを使ってみましたが、XMPを使用して7200までOC出来ました。
とても安定しています。

・USB
このマザーボードには背面USBが10個もあります。
そのうち2個はキーボードとマウスに使うとして残り8個。
USB 3.2 Gen2 TypeCはスマートフォンに、USB 3.2 Gen2 TypeAは外付けデータドライブに。
そうすると残り6個も余裕があります。BluetoothやWifiも内蔵されているのでUSBを専有しません。

それで、USBに期待かつ不安でいたのがスマートフォンの急速充電に対応しているかどうかでした。
Thunderboltという別売りのPCIカードを買う必要があるのか、あるいはPower Deliveryという物にUSBに対応していないと使えないと思っていましたが、TypeCのケーブルであれば急速充電出来ました。
15-20Wくらいまで?なら大丈夫みたいです。この辺はネットで調べても本当に全く意味が分からないです。
Thunderboltでも無く、PDでも無いノーマルなTypeCは一体何ワットまで対応できるのでしょうか?

・その他良い点
Realtek製の2.5G LANチップ。とあるLANチップは良くない噂があるみたいで避けました。
マザーボードがファンレスなのが良い。ファンが一番壊れやすいので。
S/PDIF対応。
旧マザーボードより音質が良くなった。Nahimicはいい感じです。ただ一点、カラオケモードが無いのがとても残念です。

一週間ほど使用してみた感想

内蔵GPUのハードウェアデコードは素晴らしく良いです。グラフィックボードを使用するよりも省電力化できます。
併用出来るのであればした方がいいです。

3D性能は必要最低限という感じです。
フルHDの解像度・画質は全最低で60FPS以上出るのもあれば、ずっと20FPSしか出ないのもあります。

ゲーム性能ですが、これは凄かったです。
後半になる程、重たくなっていくタイプのゲーム(マルチスレッドで動く)が全く重くならず、序盤の処理速度をずっと維持してました。
あまりに処理(ゲームの展開)が早すぎてじっくりと楽しむのでは無く、流れ作業でRTAを走破しているような感じになってしまう程でした。
人間側の処理が追いつかないです。

購入前はPコアばかりに期待して、Eコアにはあまり期待していなかったのですが、Eコアも普通に性能が良く侮れないです。
マルチスレッドで動くソフトウェアを多用しているのであれば、Eコアの数や性能も購入の指針になります。

・気をつけた方が良い点

-CPUを十分に冷却出来ないとサーマルスロットリングで性能が落ちる。
PC CoolerのG6-BKというTDP250Wを冷やせる5000円程のCPUクーラーを使用しています。
全コアターボが定格より1割程、性能が下がっています。
TDP320Wを冷やせる空冷クーラーが出るまで妥協しています。

-CPU電力制限はした方がいい。
TjMaxだけを設定して電力制限は無制限にしていたのですが、CPUがマルチスレッドに負荷(全コアに負荷)がかかるとメモリー系のエラーが頻発しました。
memtest86+で調べたところ、test7+検査範囲上限4GB+マルチスレッドでエラーが頻発しました。
CPU電力制限を320Wで有効化したところ一切エラーは出なくなりました。

-電源は500W+グラフィックボード分+最低100W安全マージン。
使用電源はシングルレーンの850W(80PLUS認証 PLATINUM)
基本構成 CPU+マザー+HDD7台+周辺機器 = 最大500W
グラフィックボード = 最大250W
余り100W。
参考までに。