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さて、液晶が大きくなることによるメリットを考えてみよう。大きく分けると2つある。1つは、単純に画面サイズが大きくなることによって、表示していた文字や画像が大きく、見やすくなるってこと。解像度が変わらない場合だね。 |
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解像度って、1280×1024・・・とかいう、アレのこと? |
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その通り。今モモコが言った解像度は、俗にSXGAと呼ばれているんだけど、ほとんどの17インチ液晶はこれが最大解像度、つまり一番広く使える設定なんだ。実は、19インチ液晶に買い換えても、基本的にこの最大解像度は変わらない。 |
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え、ていうことは、全く同じ画面が出てくるってこと? |
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そう。ただし、大きな画面になった分、具体的には1.2倍ほど全体的に広がった状態になる。つまり、文字は大きく読みやすく、画像も大きく見えるようになる。 |
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なるほどなるほど。で、もう一つのメリットは? |
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それは、さっきとは違って、解像度自体が大きい液晶を選ぶことにより、もっと広いスペースを使うことができるようになるってこと。例えば、20インチだと、最大解像度はUXGAと呼ばれる1600×1200まで対応してるものがほとんど。17インチや19インチの1280×1024に比べて、表示領域は実に
約1.5倍になる! |
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んーと、それは6畳の部屋から9畳の部屋に引っ越したと同じこと? |
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いい例えだね、仰るとおり。今までタンスやベッドをギュウギュウに置いていたところが、フリースペースができたり、新しいタンスを追加で置けたり、ベッドの大きさを大きくしたりできるようになる。液晶画面で言えば、ウインドウの大きさや置ける数が断然違ってくるんだ。 |
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その辺は、私が今まで使ってたマルチディスプレイと同じ感じだね。マルチディスプレイは2部屋、大画面液晶は大きな1部屋、ってことか。 |
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どちらも広く使えるってことは変わりがないよね。ただ、さっき話したDVDやゲームなんかは、あまり2画面にまたいだ状態で見る事は無いから、大画面液晶の方が有利になるかな。 |
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ってことは、私には大画面液晶の方がいいってことじゃない! |
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・・・レポート書くのにも使って下さい。 |
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液晶ならではと言えば、もう一つCRTには無い、とても重要なポイントがあるよ。液晶には、「ドット抜け」と呼ばれる現象があるんだ。 |
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ドット抜け? 初めて聞いた。 |
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液晶の画面は、拡大してみると、たくさんの点が様々な色になることによって映し出されてるのがわかる。この点がドット。これの一部が、製造過程上、常に赤くなったり緑になったり、もしくは全く点かなかったり・・・のままのものが生まれてしまうことがある。 |
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え、じゃあ、真っ白ーい画面にしたつもりなのに、所々赤い点とか黒い点とかになってることがあるってこと? まずいじゃん!それって直らないの? |
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基本的には、残念ながら直らない。この現象は液晶の製造工程上、どうしても発生してしまうものなんだ。完全に無くすのはとても難しいことで、画面上にある程度の個数があってもメーカー保証の対象にはならない。つまり、初期不良とも認められないんだ。 |
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そんなー! だって、画面の端の方だったらまだしも、真ん中にずーっと赤とか緑とかの点がいくつもあったら、気になって仕方がないじゃない。ドット抜けが全然無い液晶もあるんでしょ? |
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もちろん、ドット抜けが完全に無い、まっさら綺麗な液晶が手に入ることもあるよ。じゃあ完全に運頼みなのか、と思われがちなんだけど、そんなことは無い。無線LANを買う時に使った、「交換保証」っていうのを覚えてる? |
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もちろん覚えてるよ。最初買ったのは無線が届かなくて、もっと高出力なやつに替えてもらったんだよね。あれが無かったら、私の「庭でネットしながらプチバカンス計画」が暗礁に・・・ああ! そういうこと!? |
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そう。あれが液晶にも使えるんだよ。例えば、59,800円の液晶なら、掛け金はわずか3,150円。1回加入するだけで、3回まで交換することができるから、ドット抜けの無い、美しい液晶を手に入れやすくなるってわけ。大画面液晶では、特にお薦めの保証だね。 |
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加入するする! 毎日赤い点を眺めて暮らすなんて絶対ヤダ。掛け金も、そのくらいだったら全然惜しくないよ。安心だし。生クリームは、一点の曇りも無いからこそ真の生クリームと言えるんだよ!! |
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ああ、最近モモコの壁紙は山盛りショートケーキの画像だよね・・・。 |