RAID-5では、データをハードディスクに記録する時に、RAID-0(ストライピング)と同じ原理で、複数のハードディスクにデータを分散して書込ます。それと同時に、パリティも計算・生成してハードディスクに書込を行います。パリティ用のハードディスクは特に決まっていないので、すべてのハードディスクに分散して書込を行います。
また、どれか1台のハードディスクが故障しても、それ以外のディスクのデータとパリティ情報から、元の完全なデータを生成して回復もできる機能もあります。
パリティの保存に必要なのは、すべてのハードディスク台数に関係なくディスク1台分の容量なので、ハードディスク台数が多いほど容量の利用効率も向上します。 |
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データの書き込み時に、パリティを算出・生成する必要があるほかに、パリティ生成のため1組のデータ・ブロックをいったんディスクから読み出さなければならず、その為書き込み性能が高くはないです。
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| 各ビットの"1"の数が偶数になるように、パリティビットを"0"または"1"に決めています。
上図の場合、最下位ビット(いちばん右)は、すでに"1"が2つあるのでパリティは"0"になります。同じように全てのビ
ットを決定して行きます。 この状態になれば、仮にデータ1が 全て消失してもデータ2とパリティからデータ復旧が出来ます。 |
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